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人間て なんだ? 続き その 4

今回は流行と物を持つ優越感に付いて考えてみたいと思います。

流行が巻き起こる原因は多くの人が共感し、他人の動きを気にしながらアイテムを他に勧めることから起こります。多くの人が満足できるのだからそれに乗ることは一理ありますが 自分を見失ってしまう危険が潜んでいることを忘れてはなりません。

あえて流行に乗らず自分の個性を主張する人種も増えてきましたが まだまだ他人を気にする気持ちは多くの人をとらえています。

「横断歩道、みんなで渡れば怖くない」そんな言葉がはやった時期もあるように他に同調したい気持ちは少なからずだれもが持っているはずです。人は何かに寄り添っていかなければ生きていけない動物だからです。

商品を企画する時 この現象を何とか捕らえて成功を収めようとします。多くの人が共感する事は多くの目にかなうと考えるからでしょう。一般に利益を追求する商品作りはこれで良いとするのですが、果たしてそのような考えで生み出されたものが本当に良い製品と言えるのでしょうか。

人間は時々間違って大きなミスに気付かずその方向へ流れてしまうことがあるのです。もっともよい例が戦争を起こしてしまう原因がそこにあるからです。

プロダクトデザイナーとして流行を意識し利用とする場合は、常に慎重な目を持たなければなりません。物を持つ優越感に付いては紙面が厳しくなったので次回のテーマに回すことにします。

 

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